リアフォグの取付け(準備編)

注意:以下の内容は、あくまで私が自身の車であるBG5C GT-B Limitedに対して行なった作業の記録です。
ご自身でDIYされる方は、自己責任での作業をお願いいたします。
長くなっちゃいましたので、準備編と取付け編に別けました。
取付け編はこちら

なお取付けに関しては、Mery7さんに多大なる助言を頂きました。
Mery7さんのHPはこちら

 リアフォグの検討(笑)
 
常々リアフォグを取り付けたいなぁとは思っていた物の、なかなか実行に移せませんでした。が、この度まとまった時間が取れたので、チャレンジしてみました。

問題となるのは取付場所です。EURガーニッシュを使えば問題無いのですが、さすがにあれは高い。しかし後付け感を無くそうとすると、やはり内側のテール&ブレーキランプ部に組み込むのがよさそうです。

既にテールランプは2灯化していたもの、ブレーキランプは安全上4灯としたい。じゃあ、内側テール&ブレーキランプをリアフォグ&ブレーキランプにしようかと思ったのですが、これでは法規上問題となります。記憶が正しければ、法規は以下のとおり。
(但し'88年当時の資料なので、法規改正されてる可能性もあり(^^;A)

1.リアフォグと制動灯は10cm以上離れており、高さ1m以下に取りつけること。
2.リアフォグの光量は尾灯以上であること。(且つ300カンデラ以下?)
3.リアフォグの点灯状態を運転手に表示する装置が有ること。
4.2個以下で、赤色であること。
5.単独点灯不可 。 

上記方法では、1.項にひっかかりそうです。

とは言いつつも、他に良いアイディアも浮かばなかったので、とりあえず暫定処置として実施してみました。まぁ、リアフォグなんてむちゃくちゃな霧でも無い限り使用しないので、大目に見てください>陸運局。

 第一関門(笑):バルブ
 
25/25wバルブ 暫定処置として、内側テールランプをリアフォグ&ブレーキランプにしようと決めたのはいいのですが、前述のように都合の良いバルブがありません。

で、いろいろ探した結果、25/25wのダブルフィラメント球を見つけました。本来は原チャリのヘッドランプ用のため、位置合わせのカラーみたいな物が付いてます(写真左側)。これをなんとか加工して使ってみることにしました。写真右側は、とりあえずカラーを取った状態です。

 加工したバルブ
 
いんちきダブルフィラメント球 通常のダブルフィラメント球(段付きボス)を参考にしつつ、ランプにボスを取り付けます。ボスはハンダの線を付けただけです(左側)。ボスのハンダ線が長すぎたようで、このあと調整しました。(ハンダなのでニッパーやカッターで切れる)

これでとりあえずは25/25wのダブルフィラメント球として使えるようになりました。ただ、ちょっとハンダでは熱的に強度不足のような感じもします。なんか良い方法無いかしら?

注:一年後に取り外したところ、ハンダのボスが取れかかってました。やっぱり強度的(熱的)に厳しいようです。
そこで今度は強力万能はんだ、とか言うものでボスを作り直しました。溶融点が普通のものより高く(280〜310℃)、硬度も高め(鉛錫ハンダの3倍の強さ!と書いてある)なのでちょっと期待してます。これでダメならロウ付けですね。既にこの準備もしてあるんですが。。。(笑)

更に注:使用後更に一年たちましたが、強力はんだは大丈夫そうです。ロウ付けは出番なし(汗)

またフィラメントの位置が通常のダブルフィラメント球(右側)とは異なるので、配光状態がどうなるのかはちょっと心配ですが、まぁファッション感覚リアフォグなので良しとしましょう。

 リアフォグのスイッチは?
 
純正フロントフォグスイッチ

ピンの配列

フォグのスイッチは、純正のフロント用を使用することにしました。部品番号83001AC020、\2,700でした。さすがに、たかだかスイッチに1万円以上払う(輸出用リアフォグスイッチはS.P.Iで\14,800!)気にはなれなかった。。。

純正品ですので、夜間イルミも灯きますし、フォグの作動状況も確認できます。(ここは法規対応できました)

これにあうコネクター(カプラー)も、当然入手できませんので(カプラーだけのために、ハーネス一式を購入するのはちょっと。。。)、ピンに線をハンダ付けして使用することにしました。

肝心のピン配置ですが、電気配線図集を読むと、3番ピンがリレーの制御線(ONで接地。リレーはマイナスコントロールで配線を組む必要あり。実はプラスコントロールだと思い込んで配線したら、動作しなかった(^^;))らしいことが判明しました。残りはフロントのフォグランプスイッチから分岐すればよいようです。

 
 リレーは?
 
ホーンリレーを流用 25w×2灯ですので、リレーを付けるかどうか迷ったのですが、ハンドル回りに大電流が流れるのもいやらしいので設置することにしました。

物はMitsubaのSZ-1027(ホーンハーネスセット)です。このリレーがエーモンなどと比較して一番小さいので決めました。ヒューズとかもセットになってますしね。

30Aのリレーとしては、ホント小型です。(でも、バッテリー付近のスペースはもうない。。)

 
 ランプ付近の配線はどう割り込ませるか?
 
リヤフィニッシャーランプ付近 内装をばらしてみると、写真のようにガーニッシュのランプは4極のカプラーで接続されています。このカプラーは、ちょうどエーモン製4極ロック付カプラーと互換が効くので、ここに割り込ませることにしました。

ちょっと気になるのが、ここら辺のカプラーの形やブレーキランプの配線色が、手持ちの電気配線図集と違っていることです。車種によっては前述のカプラーが使えないかもしれません。

ついでにちょっとアース線の容量が気になりましたので、ガーニッシュに付くランプ専用のアース線を増設することにしました。
(リアフォグ25w+ブレーキランプ25w+バックランプ27w)×2=144w。AV2.0×1本で問題無いはずですが、せっかくなので片側づつAV1.25で引きました。
 

 
リアフォグ取付け編に続く
 
 
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