BH型電波式キーレスエントリの取付け(作業編)

 
注意:以下の内容は、あくまで私が自身の車であるBG5C GT-B Limitedに対して行なった作業の記録です。
ご自身でDIYされる方は、部品の調達も含め、自己責任での作業をお願いいたします。

更に注:BG-A型では、配線が結構異なるようです。
下記の通り施工したとしても、動くかどうかは保証できません。
ご自身で自車の配線をよくご確認の上、作業願います。

長くなっちゃいましたので、準備編と作業編、キー加工編に別けました。
 
準備編はこちら
キー加工編はこちら

なお取付けに関しては、NSRさん、デビルさん、岬さん(以上50音順)のHPを参考にさせていただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。

 それでは作業開始!
 
グローブボックスを外したところ まずはBGのキーレスエントリーユニットを外すために、助手席グローブボックス周りを分解します。グローブボックスは、下部のヒンジを止めている2本のネジを外した後、ボックスについているストッパーをボックス内側に変形させるような感じで押しながら取り外します。
 
ちなみに左図は既にグローブボックスが外れた状態です。
 

次にグローブボックス奥のカバーをはずします。画像のネジ4本とクリップ2本を取り外せばOKです。

 BGのキーレスを取り外そう!
 
キーレスユニットはこの位置

外れないけどずらすためには

さてキーレスユニットはグローブボックスの左奥にあるので、こいつを何とかしてはずしたいわけですが。。。。手前の鉄板がジャマですねぇ。
 
で、この鉄板を外せないか色々やったのですが、完全に取り外すのは不可能のようでした。唯一できたのは、若干浮かせるだけです。下の画像に見えるネジ2本とボルト1本、それとグローブボックス上部の裏にあるネジ2本(1本はエアコンのダクトを固定している)までは外せたのですが、どうやらその上のほうで内装と留まっているようです。(なお、このネジ2本は、まずエアコンダクトを固定しているものを外し、次にダクトを若干動かした後、残りのネジを取り外しました。如何せんスペースが無く、パズルのようです)
 
仕方が無いのでこの状態で無理やりキーレスユニットを留めているボルト1本を取り外しました。手の大きい人だったらこの状態での作業はちょっと厳しいかもしれませんね。なんとこのボルトを外すだけで1時間以上かかってしまいました(大汗)

 新旧比較はお約束!
 
あんまり意味は無いよ 新旧のユニット比較です。
上側がBGのキーレスエントリーユニット、下側がBHのものです。なおC型からBHのキーレスユニットは白くなったようです(以前は黒)。
 
なんとメーカーは両方とも同じでした。
 
大きさは若干BGの方が小型です。取り付けステーの形状が違うので、そのままではつかないかな?と思っていたら、何の事は無い、なんとか収まりました。クルーズコントロール付きの車だと、キーレスユニットの傍にクルコンユニットが取り付くらしいのですが、私の車にはそんなものありませんからスペースが空いていたのかもしれません。

 まずはキーレス周りの配線をやりませう!
 
今までで最高の集積密度(笑) キーレス側の作業が完了した接続部です。既存のキーレス用コネクタ(B11)の近辺に16本も線をつなぐと、もうむちゃくちゃといった状態です。
 
画像で見えているコネクタはB11で、見づらいですが、ロックがある面(下面)の右側から1-5番線、ロックの無い面(上面)の右側から6-12番線という順番になっています。
 
この状態で動作確認した後、キーレス本体はBGのキーレス位置に設置しなおしました。

 続いてハンドル周りの配線
 
ごちゃごちゃでわかりづらいなぁ
i300コネクタの位置は、リモハザのページにコネクタの画像が載っていますので参照してください。ここの3番線(黄色地に黒線)から分岐、及び7番線(赤地に白線)に配線を割り込ませます。ついでにリモハザ用に施工していた8,9番線を、キーレスにつなぎ替えます。

B98コネクタは、運転席足元のハンドルの傍に有ります。隣に見えるのはHIDパッシング対策で使用したB100コネクターです。2極コネクターのうち、縦位置の方(2番線)に線をつなぎます。

前述してますが、i300コネクタの3番線につなぐ線は、B98コネクタの1番線につないでもOKのはずです。

 最後は運転席足元の作業
 
意外とわかりやすい位置にある R955コネクタ(20極)は、運転席のサイドシル内前方に隠れています。ここの13番線(ライトグリーン地に黄色線)に接続します。

ちなみにこの線をつなぐと
・リヤハッチが開いている間、キーレス動作が出来なくなる
・キーレスで開錠後、リアハッチを開けると自動施錠がキャンセルされる
・リヤハッチ開で、ルームランプも点灯(あんまり意味無い)
という機能が生きるようになります。

またR955コネクタの近くに、B127とB128コネクタがあります。これらをつないでリモコンを作動させると、キーがロック、アンロック動作をしてリモコンの登録が完了します。この後このコネクタは画像のように必ず外しておくようにします。
 
これで作業は完了です。
 

 
 完成、使ってみると
 
電波式になったので、あたりまえですが受光部を狙わなくても施錠、開錠が出来るようになりました。おかげで、初めてリモハザの作動状態を車両前方から見ることが出来ました(爆)。
また、ドアorリヤハッチが開いたままでは、リモコンのボタンを押しても施錠、開錠作動は行なわれません。
 
開錠後、約30秒何もしない(ドアやリヤハッチを開けない)と、カウントダウン(笑)の後、ドアが再度施錠されます。結構笑えます。
 
リモハザ機能自体は、施錠、開錠時にブザーと連動してハザード点灯するという、従来の機能と同じです。但し開錠時の点滅間隔が若干長めで、且つ施錠、開錠以外のブザー時にはハザード点灯しないようになっています。
 
ルームランプ点灯機能は、、、なんと残光照明機能付き(ドアを閉めた後、徐々に減光していく)になりました!おかげで手持ちの残光照明機能付きルームランプ(ディーラーオプション)が不要になりました(爆)。
リモコンで開錠するとルームランプが15秒ぐらい点灯します。ドアorリヤハッチを閉めた後、リモコンで施錠すると、ルームランプが直ちに消灯します。
 
難点はただ一つ。判っていたことですが、リモコンキーのボタンが2つになったこと。わざわざロックとアンロックのボタンを選んで押すのは面倒くさいです。今までみたいにボタンが一つだと良かったんですがねぇ。
 
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キー加工編に続く
 
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